役割を超えてグループ追求!
~大阪設計室×東京設計室×類塾でイノベーション!~

類グループは昨年から、教育分野において、建築設計を超えて経営や教学・施設戦略などを一体構築する「教育イノベーション・コンサルティング」を推進しています。そんな中、大阪・東京の設計室長を始め、最先端の教育プロジェクトに取り組む設計メンバーが顔を揃える機会がありました。

そこで、教育現場で最先端の子供たちの意識を掴む弊社教育事業部(類塾)の社員も加わってもらい、これからの教育や教育施設をテーマにしたグループ追求が実現。

大阪・東京の両設計室長、ディレクター、営業マン、企画・計画担当者に、類塾の教育コンサルタントを加え、部門や世代、立場や役割を超えたメンバーが、日々扱っている課題や成果を持ち寄り、白熱した議論を交わしました。

教育施設を設計しているプロジェクトの担当者として、このグループ追求に参加した入社4年目の大阪設計室 計画設計房・網野琢馬に当日の様子を聞きました。

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設計の枠を超えて現実の課題に答えを出す

設計室長から若手まで、立場や担当を超えて追求する場があるのは序列体制の存在しない類設計室ならでは。

今回は特に、大阪・東京の設計室長に、類塾メンバーまで揃う貴重な機会だったので、今後自分が教育施設の設計に関わっていく上で、どんな気づきを得られるか、逆にほかのメンバーに気づきを与えられるかと楽しみにしていました。

現在私が担当している教育施設で、お施主さんに最初に提案した模型を、類塾の教育コンサルタントが見たとき、「この計画だと、教室が画一的で『閉じ込められる』感じがする」と言ったことには本当に驚きました。提案を塗り重ねながら、自分も同じことを感じていたからです。その後に作成した模型では、生徒たちが教室から「解放」されてどんどん外に出て行くイメージで、廊下と教室が交ざり合っていくような建築を提示しました。

子供たちと日々接する類塾メンバーが現場で掴んでいる感覚と、設計室で追求した認識がすり合っていく感覚の中で、様々な事業を通じて社会の期待に応えようとしている類設計室だからこそ「教育イノベーション」や「教育イノベーション・コンサルティング」を実現していけるのだと再認識しました。

また、私は平素、類塾の「社会人講師」として週一回の授業も受け持っているのですが、生徒たちは「教えられる授業はおもしろくない」とよく話しています。
私が担当する「探求講座」は、生徒が各自で設定したテーマについて調べた内容を、一週間後に保護者の前で発表するというカリキュラムです。そこでは、テーマ設定時に「実社会で起こっている現象事実を追求する」という切り口を共有しています。そうすることで学びと社会が繋がると、生徒たちの表情がパッと変わって活き活きとし始めます。

こうした経験を通じて、建築計画においても画一的な教室を並べただけの「講義しやすい空間」にはもはや可能性はなく、求められているのは「自発的な学びを喚起する課題と、その追求を促す空間」だと確信が持てるようになりました。こうして自分が肌身で感じたことを建築として具体的に形にしていけることは、本当に面白くやりがいがあると改めて気づくことができました。

 

大阪・東京一体化で次代を勝ち抜く

東京設計室メンバーとの追求の場では、日頃当たり前になってしまっている事象や感覚に改めて気づきを得られることが多々あります。

大阪設計室の中だけで追求していると、仲間同士が細かな状況まで共有し合っているがゆえに、例えば建設コストや、打合せ場面でお施主さんから頂いた要望など、様々な制約を受けるうちにどうしても思考の幅が狭くなり、提案内容に枠をつくってしまいがちなります。

そんなとき、自分たちの提案に対して東京設計室から入る、固定観念に捉われない「ツッコミ」は、とても有りがたいものです。これにより、思考が一気に解放され、プロジェクトを本当に楽しいと思える原点に立ち戻ることができます。

そのためか、最近では大阪設計室、東京設計室のメンバーが「担当」という枠を超えて積極的に関わることがどんどん増えてきました。

なかでも、若手の「自分も役に立ちたい」という主体性の高まりは、凄まじいものがあります。「みんなでいいものをつくろう」と気持ちが一つになり、プロジェクトのあらゆる段階で「大阪・東京一体化」を意識するようになっていると感じます。

今回のように、設計室と塾、大阪メンバーと東京メンバーが直接対面で追求できる機会は少ないですが、類グループでは日ごろから、社員なら誰でも閲覧や発言が出来る社内イントラネット「社内板」やテレビ会議を通じて、部門や担当を超えた追求が盛んに行われています。

市場縮小が予想されるこれからの時代、類設計室にとって、この「大阪・東京一体化」は新たな可能性であり、さらに進化していく上での大きな武器だと私は思います。(大阪計画設計房 網野 琢馬

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■グループ追求参加メンバー

麻丘 東出(大阪設計室 室長)

岩井 裕介(東京設計室 室長)

喜田 育樹(大阪設計室 ディレクター)

中谷 泰基(東京設計室 営業課長)

山根 教彦(東京設計室 企画房)

網野 琢馬(大阪設計室 計画設計房)

田中 瑠衣(類塾 教育コンサルタント)

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2017.03.16

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