類塾座談会

座談会 part1



類塾の目指す「全人教育」が子供や保護者、地域にどのように受け止められているか。
各地域で活躍する講師や教育コンサルタントが、その手応えについて語り合いました。


参加者プロフィール

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    2009年 理系講師 中馬 達郎

    教室長。類塾の新設エリアで若手教室長を務める。

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    2006年 文系講師 齋藤 仁巳

    講師研修担当を経て、現在類塾の拠点エリアの教室長を務める。

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    2006年 文系講師 岩田 秀剛

    他塾勤務を経て入社。2年目より新設教室教室長を務める。

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    1997年 文系講師 中野 泰宏

    ブロック長。教室長として3つの新設教室開講に携わる。

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    1990年 教育コンサルタント 猪原 裕子

    数多くの教室に勤務後、若手人材の育成業務にも力を入れている。

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    2008年 教育コンサルタント 宮崎 敬子

    新設教室の立ち上げに携わった。

勉強だけの子にはしたくない

司会:類塾が新設教室を作ったことにより、地域にどのような影響があったと感じますか?

  • 随分変わったと思います。私たちが新設教室を立ち上げた当初は、そのエリアの大手塾の影響がかなり強くありました。その塾はクラブ活動に対しては否定的で、学校の授業中に宿題をするのは当たり前。「進学塾とはそんなもの」という空気が保護者の中にありました。

  • 僕も岩田さんの隣のエリアでしたが、その塾ではクラブの試合には出られないという話を聞き、本当に可哀想に思いました。塾の勉強最優先が方針なんでしょうね。その塾が強いエリアでは同じ様な話を聞きます。

  • 進学塾=ガリ勉というイメージが、私たちのエリアでは定着していたと思います。

  • どうやってその様な空気を変えていったのですか?

  • 類塾は「将来に活きる力を育む」ことが基本的な教育理念であり、生徒や保護者に対するスタンスです。計画的に、効率良く学習できる勉強法を会得すれば、クラブや学校生活と両立しながらトップ高にも十分合格できることを真正面から提示し続けました。

  • 多感な時期の小中学生を「勉強しかできない子」にしてしまっては、どうしようもないですからね。

  • 保護者の反応は、どうでしたか?

  • 最初はどのお母さんも驚かれます。類塾への期待と「本当なのだろうか?」という心配と両方ですね。

  • 類塾に通い始めてから変わる子も多いですよね。

  • 私が経験した中でも、中学受験で詰め込み教育を受け、親にも厳しくされて活力を無くし、その後塾を転々としていた子がいました。友達関係も上手くいかなかったみたいで。

  • そのような子どもや保護者にはどのような指導をされるのですか。

  • とにかく、お母さんには、まず子どもの出来ている点や、いい所を褒めてあげるように伝えます。

  • まずは萎縮している点を解きほぐしてあげる事が大事だね。

  • その子は類塾に来て部活にも参加するようになり、塾で友達も出来て見違える様に変わりました。学校の先生からもあの子は良くなったと言われました。

  • 悩んでおられる保護者の方が驚かれるのが、類塾に通い始めてからの子どもたちの変化ですね。子どもたちは皆、楽しそうに塾に通っているし、自主的に自習室で仲間同士勉強しているし、とにかく活き活きしている。

  • そんな子どもたちの姿を見ると保護者の方は本当に安心されますね、特に現在は子育て不安が誰しも大きい時代ですから。

  • はい、塾に対して任せて大丈夫と感じていただければ、保護者の方も子どもに対する接し方が全く変わってきます。

  • 他の塾では周りの生徒を、必要以上にライバル視させたりする例もあるようですが、類塾は受験勉強を「自分の課題」では無く「仲間との共通課題」と捉えていますね。だから生徒同士に協力し合う空気が生まれている。

  • 仲間関係の持つ力は本当に大きいですね。

  • 類塾生は生徒会活動も熱心ですね。

  • うちの教室エリアの中学では、生徒会役員の半数が類塾生です。

  • 9人中7人が類塾生という中学もある。僕らも時々学校の文化祭や体育祭を見学に行くのですが、先頭に立ってる子は類塾生が多い。 類塾には色んな事をやっている子がいますね。Jr.バレエのチャンピオンや琴の全国大会で優勝した子、皆色んな事を一生懸命頑張りながら塾に通っている。

  • ラグビー日本代表のキャプテンを務めた元塾生もいますよね。そんな意味で類塾は、クラブも勉強も頑張るリーダー的資質を持った性格の良い子が多いですよね。

  • そんな仲間が沢山いて、学校を超えて繋がれるから塾が楽しいんだと思います。

  • 私の教室のエリアでは、そんな類塾の評価が上がっていくのを見て、他の大手塾も保護者へのアピール内容を「クラブも出来ます」「宿題は大量には出しません」という風に類塾に近づけた内容で打ち出さざるを得なくなった。

  • そのように他塾も類を真似ることで、地域全体が良い方向に変わっていったんだと思います。

みんなで検討しつくしたから、自身を持って語れる

  • 変えたという意味でいけば、類塾出身者が増えれば、高校の空気も大きく変わりますよね。

  • 高校の多くの先生がよく仰るのは、類塾出身者は他塾の生徒と比べて伸びしろがあるし、実際伸びる子が多い。

  • 中学校時代と同じように、部活や学校行事も一生懸命やる子が多いですしね。

  • 類塾生のときに身に付いた、スケジュールを自主管理する能力や反復学習を始めとして自分で主体的に勉強する力が身についているからでしょうね。

  • だから学校の先生も類塾の勉強法を高く評価していて、先生の子どもが類塾生という例も非常に多い(笑)

  • 類塾が地元の中学を大きく変えた事例もあります。

  • どんな事例ですか。

  • 荒れている公立中学があって、公立高受験生の半数が不合格、保護者と学校の関係も最悪といった状態でした。その学校に類塾がPTAと学校の強い要望で講演会に招かれたのです。

  • どんなことを話されたのですか?

  • 公立高の入試状況や学校の特色から始まって、学校の授業を受ける姿勢、子どもに接する姿勢など教育全般に亘る内容です。会場は満席で、どの保護者も息を呑むような姿勢で熱心に聴いておられました。

  • それをきっかけに変わり始めたんですね。何が保護者の心に響いたんでしょう。

  • 直接的には、入試においては内申が重要であり、授業やクラブ、行事などの学校生活を充実させることが大切であることを伝えました。それを聞いて保護者の方たちは、子どもの受験の失敗の原因がわかり、自分たちも学校に任せているだけではダメだという当事者意識が生まれたのだと思います。終了後PTA副会長のお母さんから、私たち自身が思わず感動させられるような、熱い思いを綴られたお礼状をいただきました。

  • その手紙は社内ネットでも紹介されていましたね。「類塾はただの進学塾ではない。勉強だけではダメと言うことをはっきり示してくれた。親が変われば、子どもが変わる。子どもが変われば学校も変わる」というお母さんの言葉がとても印象的でした。

  • その後学校と保護者との間に真摯な対話が生まれ、保護者、学校一体となって学校は、進学実績の上でも、学校の空気も見違えるように改善されてゆきました。今年の体育祭でも、中3生は組体操の出来栄えも素晴らしく、サプライズで先生を胴上げするなど本当に一体感を感じました。私たちの力だけとは思いませんが、学校を変えるきっかけとなる重要な一石を投じられたのではないかと思います。

  • これからも地域の空気をどんどん変えていけそうですね。子どもが変わり、保護者が変われば、地域はどんどん変わっていきますから。

  • 類塾の教育理念や教育手法は、保護者や子どもたちの意識潮流の変化を分析した上で打ち出されます。みんなで総力を挙げて検討した中身だから、自信を持って語れると同時に、検討過程での発想の転換は何よりも自分たち自身の考えを転換させてくれます。講師としての17年間はその連続でした。

  • だからこそ人を変えていく力があるんでしょうね。