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劇場会議風景
類グループは、40 年前('72 年)、学生時代の6人の仲間によって作られた。設立当時、平均年齢24 歳。「皆の生きる場を、皆の手で築いていきたい」という思いが、市場社会の常識を破った共同体=類を生み出し、その後も、群を抜く生産性の高さを実現してきた。
当初、設計集団として出発した共同体・類は、これまでに教育、農園、地所等、さまざまな業種の新事業を成功させ、今年からは共同体企業のネットワークを構築してゆく新しい社会事業を世に問うところまできた。
それらが実現できたのは、社員みんなの活力を引き出す共同体という場の仕組みにある。しかし、その様な共同体を作り出したことも含めて、実現の本当の源泉は、類グループの時代認識の確かさに(その中身そのものに)ある。
私たちは40 年前から、貧困の消滅に伴って、生産様式が工業生産から意識生産(設計や教育や情報あるいは娯楽や介護等、知識や親和を生み出す生産様式)に移行してゆくことを見抜いていた。貧困の時代なら、誰もが私権(地位やお金)を求めて必死に働く。そこでは集団は、成員の誰もが私権の獲得に強く収束することによって、自ずと統合される。
しかし、貧困が消滅すると、私権の確保は第一義的な価値ではなくなり、人々はその為に必死に働こうとはしなくなる。従って、私権(資力)によって企業や社会を統合することが、困難になってゆく。