ジョイフルアスレティッククラブ土浦

  • 所在地 茨城県 土浦市
  • 竣工 2019年04月
  • 構造S
30年以上の実績と0~91歳までの約7000人の地域住民を会員に持つ旧施設は、地域コミュニティに深く入りこんだ経営を実践。今回の建て替えでは、旧施設で培われた地域密着型・大型スポーツクラブという特性を、現代の意識潮流に相乗させた「人と人がつながるクラブ」とした。 計画初期に業界史を分析し「これからのスポーツクラブの在り方」を追求。プロ選手育成を目標とした。高級感溢れる旧施設から、多様な世代の交流・居場所づくりへ舵を切り、ジム・スタジオ・アリーナに加え、ラウンジ・ギャラリー機能を中央にすえた。運動だけでなく、文化系プログラムや大型イベントが開催できる、交流や温浴を楽しむ施設としている。 また、建物外周にウォーキングコースを設けることで空調負荷を軽減、太陽熱・井水の活用もして「平成30年度ZEB実証事業」に認定された。 さらに地域を守る拠点となることを目標とし、有事の際には非常発電や中圧ガスでバックアップした温浴施設やアリーナを開放することで土浦市との防災協定を締結し、民間事業でありながら「公」をも担う、新しいスポーツクラブの有り様を提起した。