9/24、10/1「同期機能と観念回路」はこんな追求に!


万物は連なりながら運動している」という始原人類の世界観からの学びによって、一体化の実相が見えてきました。そこで改めて、同期の実相も押さえつつ、同期と観念進化の関係を【①】~【③】の設問を通して解明していきたいと思います。

【1】他の生物も同類間では同期する。それと比べて、人類の同期回路は何が違うか?

■他の生物の同期現象とは?
ex.単細胞の集合(粘菌)、ホタルの光の点滅、蜂の8の字ダンス、鳥や魚の群れ、花の向き・芽吹き、体の中の器官(心臓の細胞)、哺乳類の体内保育etc.
同期は(電気学の言葉で)受発信のタイミングを合わせるということ(シンクロ)
・それに対して、例えばひまわりの花の向きがそろうなどの現象はひまわり同士が交信してタイミングを合わせているのではなく、個々が太陽の電磁波をキャッチして反応しているだけ。また、魚の群れも3つの法則をインプットすればPCでも再現できる。即ち、その法則が本能としてセットされていれば(群棲本能)それぞれ本能に従って、外圧に適応するだけで、同期しなくても群れはつくれる
ただし、鳥や虫などの正確な陣形を作る時には同期機能を使っている可能性がある。
・一般に他の生物が同期するのは、接合、群体化、多細胞化など、ごく限られた時だけ。通常、ピタッとくっつくと光も栄養も当たらず、呼吸もできない。従って、生物全般には、同類同士が一定以上の距離を保つ本能がセットされている。危機や生殖などを切っ掛けに同期することによって、その本能がマヒして個体同士がピッタリくっつくことができるようになる。

■上記に対して、人類の同類との同期現象とは?
ex.アルプス一万尺、餅つき、赤ん坊が母親の気持ちになる、哺乳類の胎内保育、二人三脚etc.
人類は同類との同期行動が著しく発達している。できて当然のように感じるが、自分の体に合わせるのではなく、意識的に相手or互いの息を合わせて、動きやリズムを合わせられるのは人類だけ。人類の特徴は一体化回路だが、その前提・起点に「息を合わせる」というのがある(息があってない時は一体感もないし、逆に一体化したくない時は息さえ合わせたくないと思っているんじゃないかと感じる)。つまり、同類との同期行動(機能)が人類進化の土台をつくっている。

■同類以外と同期ができるのも人類の同期の特徴だが、万物との同期現象とは?
ex.ブランコ、トランポリン、縄跳び、サーフィン、バスケのドリブル、乗馬、メロディーに合わせて歌を歌うetc.
・ただ波に乗るのではなく、乗れる波、乗れない波と波の勢いやタイミングをつかんで力を増幅している。サーフィンする犬などもいるが、それはただ板に「乗せられて」波に揺られているだけで自ら波に乗り、波から波へと移動することはできない。
トランポリンでも、人類はトランポリンの動きに同期してジャンプするから動きを増幅させて高く飛べる。他の動物では乗せても動きが増幅しない。

★重要なのはタイミングを合わせるのが一回ぽっきりではなく、「リズム」を合わせる=継続性があるという事変化し続ける動きに対して、リズムを意識的に合わせ続けられるというところも人類の同期のすごさ

【2】改めて、同期とは何か?

■同期と一体化は何が違う?
★同期は機能。一体化は状態。
・単細胞の接合の例で考えてみると、彼らは常にDNAの振動で互いに交信することで同類の存在を察知しあっている。それが、危機などを切っ掛けに、受発信のタイミングをあわせると(同期)、波動が共振→増幅し、マヒ(充足)物質が出る。それによって一定以上の距離をとる本能がマヒし、一つの体のように動けるようになる(→接合(DNAを交換)や群体化する)。
★つまり一体化は、同期の結果人類も同期して、共振増幅して、充足物質が出ると境がなくなったような感覚になる(一体化)共振して、充足物質を出して、一体化するために同期する。

■同期と同化の違いは?
・直接的な違いは同期が肉体的な受発信なのに対し、同化は心情的な部分。
★同化は共認機能の産物で相手と自分(主体がある状態で)の状況・欠乏を同一視している。対象への同化の前提には同期があり、心情の共鳴(共振)によって、充足物質を出して融合するのが同化状態(意識を生み出している脳細胞の一部が共振してつながった状態が同化)。
全部が共振したら一体化で、部分共振だったら同化という事ではないか?

■同期とつながりの違いは?
★プラスもマイナスも含めて万物は繋がっている。つながっているから必ずしも同期しているとは限らない

■同期と同調の違いは?
・同期は交信のタイミングを合わせ共振し、エネルギーを増幅する。それに対して、同調は影響力の強い人に合わせて追随する構造。つまり性闘争で負けたものが勝ったものに追随する背従本能から来ているイヤイヤ従っているだけなので、エネルギーを増幅するどころか打ち消し、やればやるほど活力が下がる
★最近の子供の活力低下は仲間関係の同調圧力が強くなったからか?

■人類が万物と同期できるのは何で?
★その前提に同類との同期発達がある
人類は最初、全面受容回路を使って一体化しエネルギーを得ていたが、それは同類欠損→主体喪失を起点としていた。仲間が増えてくると主体喪失にならず、全面受容による一体化ができなくなってしまう
★そこで、人類は同期行動を発達させ、共振(増幅)によって分泌されるマヒ物質で主体をマヒさせて、一体化を深めるようになった
ただ、万物と同期→一体化できるようになるのはそこから何万年も先の話なので、万物との一体化に生き残りの可能性をかけて進化したとは考えにくい。生存闘争上の理由の前に充足するというのがあり、同類との一体化を極めた果てに万物との一体化があった

★また万物と一体化と言っても、暴風雨や地震に同期したからと言って、エネルギーを得ることはできない。個々の対象に同期して一体化するのではなく、全体の一部になることでエネルギーを得るのが人類特有の適応戦略(普通の生物は、闘争適応(アドレナリンetc.)で外圧に対抗して適応しているが、人類はマヒ物質で一体化することで適応している。
★ただし、同類との同期と違って万物を対象とするとほとんどが不整合となる。しかし、万物のつながりに一体化するという適応戦略をとった人類は、不調和があっても、何とか共振しようとすることで進化した。大半の動物が不調和・不整合から逃げるor避ける方向に進化しているのに対し、調和したいという欠乏があるのが人類の特徴

■万物と同期できる感覚とは?
★例えば、自然に包まれている、その一部になっている感覚みどりを見て癒されるとか、メロディーを聞いたら歌いたくなるとか、万物が持っている波動に同期して充足するのは人類固有の現象。
→■写真でも癒しを感じるのは何で?
目の前に対象がなくても頭の中で麻痺(充足)物質が出る事によって、同期した・一体化した気になれる(頭の中で体感したときの感覚を再現している)のも人類の特徴

【3】観念の進化(追求)においても、同期が不可欠となる。なぜ、同期を高めないと追求できないのか?

■観念の進化とは何か?
観念の進化は組み換え精密さを上げるという二軸ある
組み替えは、不整合を突破するために新しい視点を組み込んで(包含の対象を広げて)整合させていく。精密さは観念や見出した構造を360度の視座から捉えなおし(以前とは違う本質を抽出してみるなどをして)、より統合度を上げていく

■観念の進化と同期の関係は?
★まず、同期行動(共同)がないと、追求を進めるエネルギーが湧いてこない(ex.グループ追求で同期しない人には腹が立つ)。次に対象の状態が不整合なのか(共振できない)整合なのか(共振してる)は同期してみて初めてその状態がわかる。つまり、交信が対象化の原点であり、同期は整合(プラス)にも不整合(マイナス)にも同期できる中立概念。

現時点の観念では不整合をはらんでいる時、改めて広い対象に同期しなおすことで包含思考に立ち戻って観念を組み替えていくことができる。逆に、(一人で悩み続けるなど)同期に立ち戻らず、自分の狭い対象の中で整合度を高めていくと、全体の調和からすごくかけ離れた観念に組み変わってしまう。つまり、同期はそれ自体が探索機能である。

万物は常に動いている=常に不整合をはらんでいる
不整合を否定視し、捨象してしまうと、その先一生調和には向かえない。調和するためにどうする?を追求するために、なんども一体化・同期に立ち戻って観念を再統合しなおす!
★同期しないと追求するエネルギーも湧いてこないし、中身も進化しない。