「建設通信新聞:次なる一手」に当社社長 阿部のインタビュー記事が掲載されました
建設通信新聞(2021年11月9日1面)に、弊社社長・阿部紘のインタビューが掲載されました。
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建築設計事務所・次なる一手◇13◇類設計室/阿部 紘 社長
【顧客に寄り添い安定受注/これから大いに活躍できる時代】
2020年度の業績は新型コロナウイルス感染症拡大の影響が懸念されたが、「予定どおり受注できた」と話す類設計室の阿部紘社長。「長くごひいきいただいている多くのお客さまが戦略的に投資を継続された。お客さまの経営戦略に深く寄り添ってきた実績から、安定受注につながった」と分析する。
それでも「新型コロナが人々の意識や経済に与えた影響は大きい」とみている。「新型コロナは市場社会の限界や工業生産の行き詰まりを浮き彫りにしたが、一方で21世紀の社会像も見えてきた」という。「これからの時代では、右脳発の意欲、そして追求力と人間力が大切で、本物の活力ある組織が生き残る」と考えており、「世界で活躍しているお客さまは化石資源から、生物資源を対象にしたバイオテクノロジーへの転換に力を入れている。SDGs(持続可能な開発目標)などにも通じるが、この潮流の根底にあるのは市場の成長や大量生産第一ではなく、自然の摂理や生命の原理に根差した活力ある社会づくりが求められているということだ」と語る。
類設計室は、最先端の研究・開発分野の施設や教育施設の設計を得意としているが、「社会が向かう先を読み、お客さまと深く理解し合うことで、社員の方々や子どもたちの活力・意欲を育む施設を設計する。業態革命を大胆に進め、お客さまとともに21世紀のあるべき社会の先端部分をつくりあげるのが私たちの役割」と力を込める。
17年から着手した5カ年計画は最終年を迎えた。「経営指標はおおむね達成したが、人材確保が未達となったのが残念」と語る。「経団連も言うように新卒の活力も年々低下しており、求めたい水準に達する人材が減少している」とみている。「従来の求人に限界を感じ始めていたが、類グループの教育部門が経営する『類学舎』に力点を置いた採用へと切り替えていく」考えで、「社会で求められる力を育てる『半業半学のカリキュラム』を実践している。右脳を解放して、意欲も活力も人間力も取り戻す学び舎」だという。「彼らの能力や活力の高さには驚かされる。5年後の採用者は、類学舎の人材が主力になるだろう」と見据える。
22年に創業50周年の節目を迎える。「50年前は実績もない若者集団で会社を立ち上げた。これまでは足りないことばかりを考えてきたが、改めて振り返ると、活力ある人材がそろい、クライアントにも恵まれ、21世紀を切り開く先端プロジェクトに取り組むことができている」という。「企業としての磐石な経営基盤を築き上げ、21世紀を生き抜く基礎ができた。何より、次代の人材を自分たちで育てる可能性が開かれたことが大きな前進」と評価。「いま、社会は私たちが50年前に思い描いていた時代を迎えた。類設計室が大いに活躍できる時代だ。これからも仁義信の心構えを持って、お客さまの力になっていきたい」と語る。 ※記事添付
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