2023年5月08日

「葛飾区立高砂けやき学園」の新校舎が竣工しました

弊社が設計・監理を行いました「葛飾区立高砂けやき学園」の新校舎が竣工しました。

「葛飾区立高砂けやき学園」は、「学びあいの環」をコンセプトとした、小中一貫教育校です。

大きな中庭を囲んだロの字型の平面計画として、1階に職員室などの管理部門、PTA室、特別支援学級のほか、放課後活動に利用される学童保育クラブ、わくわくチャレンジ広場を配置しています。

2階には小中地域一体で利用できる、「学習センターと小中連携室」の2室と放課後の地域利用が可能な「屋内運動場」を配置しています。それらを、約4mの開放的なテラスでアプローチとして連続させることで、地域との連続性を高める構成としています。

3階、4階はものづくりストリート、サイエンスストリートと位置付けて、技術・美術、理科室などの特別教室と、STEAM教育を促進させるラウンジをストリートのコーナーに配置しました。

学校づくりは、ひとづくり、地域づくり。高砂の豊かな景観を受け継ぎ、地域の新たな歴史を育む学校として、永く親しまれていくことを願っています。

【施設概要】

(1)施設名 :葛飾区立高砂けやき学園

(2)所在地 :葛飾区高砂三丁目30番1号

(3)構造  :鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造4階建て

(4)延床面積:12,310.25㎡

(5)開設日 :令和5年4月1日

【施設の様子】

(1)ファサード

地域の歴史・風土の調査から高砂の名称にゆかりのある花葉色を採用し、バルコニーや屋外階段の軒裏に施しました。多様な表情を演出する色彩で地域景観に彩りを与えます。

(2)中庭

中庭を取り囲む回遊性のある廊下に出窓を配置しました。児童生徒の作品展示スペースであると同時に、オーニング窓により、中間期の自然通風を室内に取り入れ、時間・季節ごとの表情をつくりだします。

(3)学習センター・小中連携室

小中地域一体での利用を想定した、木に囲まれたあたたかみのある空間で、読書・グループ学習・イベントなど、多様な交流・学びあいを生み出します。

(4)屋内運動場

避難所としての利用を想定し、快適性に優れた床放射型空調 を採用。居心地の良い室内環境をつくります。

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