「近代建築 | 特集 保育建築の計画と設計」に 「京都橘学園 たちばな大路こども園」が掲載されました
近代建築2018年9月号に、弊社が設計した「学校法人京都橘学園 たちばな大路こども園」が掲載されました。
たちばな大路こども園は、草津市の子育ての知恵を伝え合う新しい拠点をつくりたいという想いと、京都橘学園の臨床の知を地域保育で実践したいという想いが結実した、官民一体のプロジェクトです。
『子どもたちが本来持っている意欲を引き出し、「生きる力」の根っこ(心の根)を大切に育てていける園舎にしたい』
園長先生のその想いを受けて、都市の限られた敷地の中でも「自然あそび」を心ゆくまでできる場所として、大地から隆起した潤いある丘を子どもたちが駆け上がるフォルムをイメージして設計しています。
園舎の中心となる園庭は、オーバル(楕円)形状とし、1階から2階へ立体的に周回できる回遊動線を巡らせる計画としました。
この形状は、マンションに囲まれた立地において天然芝の育成に必要な採光と通風を確保できる領域を精緻にシミュレーションし、設計を行いました。
設計・施工の過程でも、大学の教員や学生、地域の方々と協働。
扉を開けると“森”が広がる子育て広場、四季折々で“実”をつける樹木が広がる外構を学生からアイディアを集い、設計を行っています。
また、園庭の芝生は保護者や子どもたちと一緒に苗植えをして、みどりの丘を作り上げ、地域の皆様と子どもたちとともに作り上げた園舎です。
これからも、関わる人々の活力を引き出す建築づくり、プロジェクトの革新に尽力してまいります。
掲載誌もぜひご覧ください。
また、弊社設計に関心のある方は、お問い合わせページよりご連絡ください。