「近代建築1月号」と「School Amenity3月号」に「京都市立京都京北小中学校」が掲載されました
弊社が設計を担当した「京都市立京都京北小中学校」が2020年3月に竣工し、「近代建築1月号」と「School Amenity3月号」に掲載されました。
「School Amenity」では、“News Face21 京都市立学校施設設備特集”の中で、京北と子どもたちの未来を創る学び舎として12ページにわたり紹介していただきました。
2021年4月から新たな小中一貫校として設置され、これからの京北を担い発展させていく人材を地域とともに育む学校です。
掲載雑誌もぜひご覧ください。
(以下、記事より抜粋)
■志・コンセプト
本事業の背景には、急激な少子高齢化によって低下した地域活力を、教育によって取り戻したい、という地元の大きな期待がある。また、本事業を契機として、6地区(周山・細野・宇津・山国・黒田・弓削)の地域力を結集した“京北はひとつ”のシンボルとなる学校をつくり、京北のまちづくり拠点となることが期待されている。一方、京都市には、学制発布に先立ち、明治2年に町衆の手によって番組小学校(学区制小学校)を設立されたように、「地域の子どもは地域で育てる」気風と伝統が今も連綿と受け継がれ息づいており、平成16年から教育改革の柱として全国に先駆けて推進してきた「小中一貫教育」は、京都ならではの地域ぐるみの学校運営により大きな成果をあげている。本事業では、京北の地域力とこれまでの京都市における小中一貫教育の成果を結集・発展させ、「未来を担い、地域に誇りを持ち、社会を切り拓く子どもを育む学び舎」を実現するとともに、教育が地域を再生するモデル校となることを目指した。
【施設概要】
(1)施設名 :京都市立京都京北小中学校
(2)所在地 :京都市右京区京北周山町中山51
(3)構造 :RC,S,W造、地下1階、地上2階
(4)建築面積:校舎棟工事6,029.19㎡ その他1,364.24㎡ 合計7,393.43㎡
(5)開設日 :2020年4月
【施設の様子】
(1)アプローチ大階段
アプローチ大階段、昇降口(交流ホール)、メディアセンターが連続し、子どもや地域の人々が集いつながる一体的な交流空間です。
(2) 図書館
アプローチ大階段の軸線上に昇降口と地域のみんなが集まる図書室を配置しました。
(3) 交流スペース
地域の灯台の役割を果たし、地元のつながりを強めています。