【こども建築塾】子どもたちが万博を訪れ、大屋根リングやパビリオンを見学しました ~ポルトガル館では館長と交流も~
教育事業部が運営する「こども建築塾」は5月24日、大阪・関西万博の見学を行いました。建築塾生たちは会場を訪れ、会場のシンボル「大屋根リング」をはじめ、国内外のパビリオンを見学し、学びを深めました。
参加国の歴史を実感、耳で聴いて、手で触って全身で建築を体感
今回の万博見学には、小中高44人ものこども建築塾塾生たちが参加。「大屋根リング」やシグネチャーパビリオン「いのちの遊び場 クラゲ館」、アートプロジェクト「静けさの森」、国内外のパビリオンを見学しました。雨の中でしたが、同行した一級建築士である講師の解説に塾生たちは熱心に耳を傾けていました。
訪れたパビリオンの一つポルトガル館では、ベルナルド・アマラル館長やスタッフの方々と交流しました。
ポルトガル館では、外観の特徴となっている、再生素材で作られた垂れ下がったロープを触ることができました。「これ再生素材やねんて!」「うわ、固い!面白い!」などの声が上がり、実際に体感することで、より深く建築物を知ることができたようです。


その後、館内に移り、海洋環境保護にちなんだ展示物の説明をアマラル館長から受けました。
塾生たちは、館長から「未来の世界を担っていく皆さんに、海を守る大切さを知ってほしいです」とエールをもらいました。一方、子どもたちからはポルトガルに関する質問が出ました。
「ポルトガルではどんな食べ物が人気ですか」
「昔、ポルトガルから日本へ象などの動物が贈られましたが、ポルトガルにとってどういうメリットがあったんですか?」など。


塾生たちの質問に、両国の歴史に詳しい館スタッフの方は丁寧に答えてくれました。滞在時間は一時間あまりと短いものでしたが、塾生たちの同国への興味は尽きることがありませんでした。
他にも、塾生たちは普通では入れない2階のテラスにも入れてもらったり、その場で記念写真を撮るなど記憶に残る訪問となったようです。
塾生たちにとってただ目で見るだけでなく、手に触れ、耳から説明を受けるなど、“体感”することで万博を深く学ぶことができた貴重な課外講座でした。
8月下旬にある、こども建築塾1年生の最終成果発表会では、塾生が未来の万博パビリオンを考え、つくった模型をお披露目します。今回の万博見学は大いに刺激になったことでしょう。