2025年3月31日
「京都市立 栄桜小中学校」が竣工しました
弊社が設計・監理を行いました「京都市立 栄桜小中学校」が竣工しました。
本計画の設計コンセプトは「地域のシンボルとなる、木育の学び舎」です。統合される3学区の人々が集う新たな地域のシンボルとして、子どもと地域が一体となって学びあう拠点になるという想いを込めています。
木を活用した温かみのある校舎で地域の景観に溶け込み、統合する3学区を大屋根で優しく包み込むデザインとしています。また、1、2階はRC造、3階は無垢材(製材)を使った木造の架構を採用することで、木に包まれた空間の実現と、京都市内・府内の林業・木材産業を振興し、地域の技術力と活力を高めていくことも目指しました。
建物の中心に中庭とメディアセンターを配置した回遊型プランや、異学年が集まる多目的室を配置することで、子どもたちが関係世界を広げ、多様な人々と対話・協働する力を培う学び場を実現しました。子どもたちが多く利用する教室や多目的室、アリーナ、メディアセンターにはふんだんに木を使用し、子どもたちの豊かな感性を育み、地域の方も訪れやすい、木に包まれた学び舎となっています。
【施設概要】
(1)施設名 :京都市立 栄桜小中学校
(2)所在地 :京都府京都市伏見区小栗栖森本町
(3)構造 :鉄筋コンクリート造 一部 木造、鉄骨造 地上3階
(4)建築面積:5,849.93㎡(延べ面積:13,979.05㎡)
(5)竣工 :2025年3月
【施設の様子】
(1)昇降口・外観
児童・生徒・地域の人を迎え入れる昇降口

(2)中庭
メディアセンターと一体で利用できる中庭

(3)多目的室
2,3階の中央にある、多様な学びの場となる多目的室

(4)普通教室
明るく木質化により心地良い普通教室

(5)大アリーナ
天井・壁に木材を使った、地域の避難所となる大アリーナ
