2025年9月18日

地域×学生×企業×行政で「宇陀の未来」をともに考える「BUSINESS INNOVATION CAMP」を開催しました

株式会社 類設計室(本社・大阪市淀川区 社長・阿部紘)は、8月20日~21日に宇陀で100年近く林業を支えていている森庄銘木産業株式会社との協賛開催で就活生向けの「BUSINESS INNOVATION CAMP」(以下、ビジキャン)を行いました。

このビジキャンへは選抜された20名の学生、審査員には宇陀地域企業の皆さんや宇陀市役所の職員のみなさんもお招きし、地域に開かれた形で企画発表と審査が実施されました。企業×地域×学生×行政で宇陀の未来をともに考え、切り拓く場となりました。

◆グランプリを受賞「切り株主」
林業と株主を掛け合わせた事業を立案。木材の価格よりも人件費や設備投資にコストがかかるという課題から、所有している山を区画ごとに顧客へ販売し、購入した区画で伐採した木材を好きなものに加工する。そして、伐採をした場所には「植樹」を行い、再度山林を育てるというサイクルを生み出す内容となりました。

審査員からは「発表から伝わる、チームワークも含め、提案全体の完成度が高い印象を受けた。僕自身は、森や地域とのかかわり方も統合して出来上がればいいなと思っていたところも、様々な要素を取り入れ、地域とも関われる仕組みまで落とし込めていた点が良かった。」(弊社 事業戦略課 課長 山根教彦)

「提案が明瞭。先進事業をリサーチし取り入れる判断を行い、サービスを地域に還元する仕組みに落とし込んだ点が良かった。また事業の考え方として必要な要素が揃っていた。ここまでわかりやすく事業として提案してもらえたのは、良かったし、僕自身の学びも多かった。」(森庄銘木産業株式会社 専務 森本達郎様)

と高い評価が得られました。

◆参加学生の声

・今までのビジキャンは、ソーシャルな要素が薄かったり、ビジネス先行過ぎたりのイメージがあったが、まず地域や社会を良くするという想いを前提に各チームが事業を考えていた点がすごく良かった。また、今までは同世代に地域関連で関心のある人があんまりいなかったけど、たくさんの優秀なメンバーに出会い、頑張ろうって思った。

・貴社の「共創」という価値観の核心に触れたような気がしました。わたし自身これまで「〜すべきだ」という課題逆算での思考が多く、柔軟な思考や新しいアイディアを出すのがすごく苦手だった。しかし、「〜すべきだ。から離れて、”〜してみたらおもしろそう!→この課題解決できるよね”」という思考回路を最初にお話ししてくださったおかげで、私のこれまでの課題が解消されるきっかけになった。

◆当日のスケジュール

<8/20(水)1日目>

11:00~12:00 オリエンテーション

12:00~13:00 木造カフェで給食ランチ

13:00~15:30 森庄銘木の山林ツアー/アクティビティ/事務所見学

15:30~16:00 類設計室奈良施設ツアー 

16:15~19:30 企画追求(ブレスト/企画詰め)/中間フィードバック/夕食

19:30~     宿泊施設へ移動

<8/21(木)2日目>

9:00~12:00  企画フィードバックタイム

12:00~13:00  ランチ

13:00~14:45   企画追求チーム 

15:00~16:30   発表/審査員フィードバック

16:30~17:00  審査タイム/結果発表

18:00~   懇親会

弊社では、活力ある社会をめざして、みなさまとともに課題を本源から深く追求し、新しい解決策を見出し、あらゆる枠組みを超えた活動に挑戦し続けています。今回のビジキャンも、リアルな社会課題と可能性を発掘しながら、肩書を忘れ本気で追求し形にしています。