〈こども建築塾×ABCハウジング×箕面市〉ABCハウジング ウェルビーみのおで「ものづくり教室」を開催、万博のパビリオン模型を作り盛況に終わりました
弊社教育事業部しごと学舎の「こども建築塾」は8月3日(日)、「ABCハウジング ウェルビーみのお」で、「ものづくり教室 ~万博のパビリオンを作ってみよう!~」を開催しました。
当日は、約100名の子どもたちが参加。最前線で活躍する一級建築士の講師らから建築設計を習い、模型作りではチームに分かれて、与えられた“お題”の万博のパビリオン模型を作りました。
◆ワクワクした表情で
8月最初の日曜日、今回のイベントに参加する子どもたちが、近畿圏最大級の住まいと暮らしのテーマパークである「ABCハウジング ウェルビーみのお」の開催会場に続々と集合。
参加者の子どもたちは少し緊張した様子で大人しく席についていました。おそらく、参加した子どもたちにとって、建築模型をつくるというのははじめてか、それに近い経験のはず。しかし、その表情から、「早く始まらないかな~」という雰囲気や、ワクワクしている気持ちが、開始前から溢れ出ていました。
◆「みんなとつくれてうれしい」
いよいよイベントがスタート、司会者によるアイスブレイク(緊張をとく時間)を経て、今回の講師を務める一級建築士の喜田育樹(弊社設計室ディレクター)が登場。まずは建築の歴史や世界の建築物について講義です。年齢や学年はバラバラですが、どの子も興味津々のようでしっかりと耳を傾けていました。
その後、A、B、C……Gと、4~5人のチームに分かれて、お待ちかねの模型作り、いざ開始へ。
模型作りのメインテーマは「世界に一つだけのパビリオンを設計しよう!」。どんなパビリオンにするかについて、先生から“お題”が出されました。
一つは、みんな共通のお題、「広い」です。さらに、それに加えてチームごとに「未来的な」「高い」「面白い」……など、ユニークな“お題”がクジで一つずつ割り振られ、子どもたちはチーム仲間と協力しながら実際に材料を手にして制作にかかりました。
大人でもなかなか難しいお題の一つ「未来的な」に取り組むAチームの男の子は「未来、未来……」とつぶやき考えながらも材料をあれやこれやと切ったりつないだりと、手を動かしていました。同じチーム他の子や他のチームも同様で、考えながら手を動かし、トライ&エラーを繰り返しながら模型の完成に向けていっそう熱が高まっていきました。


あっという間に時間が来てタイムアップ。それぞれのチームが独創的なパビリオンを完成させました。講評の時間が始まり、チームごとに、講師らから「面白いね~」「これは頑丈な構造だね」など講評をもらいました。皆、緊張の中にもやり切った感があり、誇らしげな表情でした。

終わった後、子どもたちへアンケートが行われました。その回答の多くが「みんなと一緒につくれて楽しかった」「仲間と相談しながらできたことが良かった」など、初めて出会った仲なのに、一体となって作り上げたことが、大きな印象だったようです。
こども建築塾は、お子様の創造性を伸ばすと同時に、子ども同士の協働性を育むことも目的の一つ。今回、一回きりのイベントとはいえ、それが叶えられたことは大成功だといえます。
なお当日の様子はFM箕面で、8月20日(水)の10時40分~、16時10分~と20時頃~、翌21日の(木)7時5分から放送されます。
【箕面市における類設計室のかかわり】
大阪大学グローバルビレッジ箕面船場(2021)を設計した類設計室は、2012年に取得した箕面市彩都の山林を教育の場にするべく、2022年から活用を開始し、2023年には「自然学舎」を立ち上げるなど、箕面市での活動をさらに拡大しています。
リンク:自然学舎