2025年10月20日

現役の一級建築士×教育のプロ講師 大好評「こども建築塾in東京」再び開催 2Daysの講座で建築の仕事を追体験

多くの教育・研究施設の設計を手掛けてきた弊社主催。第一線で活躍する一級建築士・教育のプロが講師

株式会社類設計室(東京本社:東京都大田区蒲田5-38-3 代表取締役社長:阿部紘)は、10月25日(土)、26日(日)の2日間、小4~高3を対象に「こども建築塾」を東京本社3F「Soil」で開催します。第一線で活躍する一級建築士や教育のプロ講師から、建築設計ものづくりを直接学んでいただける講座です。

概 要

日  程:10月25日(土)、26日(日)

時  間:25日(土) 10:00~12:30(小学生)、14:00~16:30(中学生)

     26日(日) 13:00~17:00(小中合同)

     ※26日は、1日目参加者のみご参加いただけます。

内  容

Day1(25日・土)自分たちが住みたい模型を考えよう!

Day2(26日・日)等身大の模型を制作してみよう!

定  員:(25日)各先着40名/(26日)先着40名

料  金:(25日)6000円/(26日)8000円

お申込みページ

開催場所:類設計室東京本社3階(東京都大田区蒲田5-38-3蒲田朝日ビル ℡06-4806-3939)

アクセスJR京浜東北線「蒲田駅」徒歩3分

こども建築塾と株式会社類設計室について

弊社は1972年創業。祖業である設計事業部は数多くの中大規模建築の設計を手掛け、教育施設・文教施設・企業研究施設など多くの実績を誇ります(下記例)。

・東京都中央区立図書館「本の森 ちゅうおう」(2023年度グッドデザイン賞、第23回緑化技術コンクール 国土交通大臣賞(緑化施設部門))

・中央区立晴海地域交流センター「はるみらい」

中央区立図書館「本の森 ちゅうおう」写真:小松正樹
中央区立晴海地域交流センター「はるみらい」写真:小島康敬

また大阪本社では教育事業「類塾プラス」を50年にわたり運営し、これまでに15万人の卒塾生を社会に送り出しています。つまり、設計事業と教育事業を追求し展開し続けてきた、最前線で活躍する現役の一級建築士と教育のプロたちがいる企業です。“頭と心で学ぶ”、本格的なプログラムでこれからの未来を担う人材を育てます。

各日の講師陣

●Day1(25日土曜日) 「自分たちが住みたい模型を考えよう!」

・メイン講師 ㈱類設計室 朝日大和(ディレクター/一級建築士)

             黒川慧(構造設計部 課長/一級建築士)

●Day2(26日日曜日) 「等身大の模型を制作してみよう!」

・メイン講師 UKAW 松田和久(建築家/一級建築士)

7月に開催された子ども建築塾のダイジェスト動画
7月に行われた3days(右も)

類設計室東京本社3階に、ものづくり拠点となる「Soil(ソイル)」を新たに開設

弊社は、この度、東京本社3階に新拠点「Soil」を開設いたしました(2Daysの会場)。

「Soil」は、その名の通り、豊かな土壌が新たな命を育むように、設計事業部の創造と技術革新の源となり、社員の挑戦を促すことを目指しています。また、大阪を拠点とする教育事業部の「しごと学舎」の新拠点にもなり、東京の新たな地で事業拡大の起点となります。

Soil(下の左右も)

「Soil」は、設計事務所の「工房」として位置づけています。空間、素材、そしてこれまで培ってきた知見をフィジカルに捉え、一人ひとりが手を動かし、試行錯誤を重ねることで、これまでにない新技術への挑戦と新たな発見を促す場となります。また、「Soil」はものづくりのまち「大田区」に根ざす類設計室東京本社の拠点として、あらゆる協業者様との共創を促進するプラットフォームとしての役割も担います。大田区が誇る卓越した技術力と私たちのアイデアが融合することで、地域社会全体で新たな価値を創造できると信じています。

こども建築塾を開設した3つの背景

一級建築士の7割が50代以上。少子化による建築業界の人手不足

公益社団法人日本建築士会連合会発表の資料によると、一級建築士の数は37万8,337人(令和5年4月時点)、平成31年以降は横ばいで推移しています(※1)。

国土交通省が発表するデータ(建築事務所に所属する一級建築士の数)によると、50代以上が全体の約70%を占め、20代~30代に至っては全体の11%に留まっています。これらの理由から、設計事務所として事業をスタートした当社にとって未来の建築士を育てることは使命であると考えています。

※1公益社団法人 日本建築士会連合会「建築士の登録内容の確認等 閲覧・資格証明に関する内容 4.その他 一級建築士登録状況」から

●理系人材の育成が喫緊の課題。デジタルもリアルも使いこなせる大人に

日本では現在、2030年にIT人材が最大79万人不足するという試算があり、デジタル人材の育成が喫緊の課題となっています。そこで国と文科省は、理工農系の人材を育成しようと大学・大学院を拡充する支援事業を展開。これを受けて建築を学ぶことへの注目度も高くなっています。デジタルに特化した人材は増えると予想しますが、自分で「見て」「触って」「作る」というリアルな体験なくして建築に携わるのは難しいと考えています。そこで当塾では座学だけでなく、「粘土や紙で模型を作る」「身の回りのものを測る」「かんな削りや彫刻に取り組む」「野山にツリ-ハウスを設計する」など体験(リアル)を重視したカリキュラムを用意し、デジタル・リアル両方に精通した人材を育成します。

●教育事業を50年続ける会社として、「新しい学び方」を提案

当社には「類塾プラス」という教育事業部があり、勉強中心の学習塾が求められる時代からシフトしようと新たな事業を提案していました。その中で、自社所有林を持っていること、「仕事」体験を本格的に取り入れている「フリースクール」事業、そして当社の「設計」事業、それぞれの強みが生かせる事業として、こども建築塾を立ち上げました。カリキュラムには第一線で活躍する「建築のプロ」の実演はもちろん、当社の設計室で行うインターン(3年目)も組み入れています。当塾を通して「プロの現場」そして、実際の「仕事の場」を体感でき、知識を詰め込むだけではない「新しい学び」を提案します。