弊社の奈良新施設、農と学びの共創拠点「VUTAI」の竣工式を執り行いました
株式会社類設計室は11月15日、農と学びの共創拠点「VUTAI(ぶたい)」の竣工式を、奈良県宇陀市の類農園敷地にあるVUTAI広間で執り行いました。VUTAIは、弊社農園事業部の新事務所と作業施設に加え、企業研修や学校の課外学習などに使用できる、宿泊も可能な施設として新たに建てられました。弊社パートナーとの共創や、地域や企業、世代を超えた交流の場であり、活力ある社会を創り上げていく“舞台”となります。
当日の竣工式には、弊社代表取締役社長・阿部 紘を筆頭に、社員、施工関係者、金剛一智宇陀市長など、地元関係者を含む約100名が出席。神前に向かって建物完成の報告と今後の安全、永年の繁栄を願い、儀式を執り行いました。
その後、阿部と金剛市長らによるテープカットが行われ、開設しました。


記念撮影後には、参加者の方々にVUTAIの各施設の見学を実施しました。弊社社員が説明役として帯同し、農園作業場、事務所、宿泊室、浴室などを皆さまにご覧いただきました。


施設見学後には、懇親会として直会(なおらい)が開催されました。
直会にお出しするお料理は、式典が行われた広間に続く「厨(くりや)」と称するキッチンにて、ライブでの調理が行われました。
シェフや調理スタッフは、地元「榛原牛」の肉料理で知られる名店「うし源本店」と、古民家で奈良の厳選した食材を使って一日一組のお客様をおもてなしするレストラン「INA」の両店からお越しいただきました。
食材に類農園の有機野菜、宇陀米などを生かした品々で皆さまをおもてなしするという趣向で、宇陀に名を馳せる両店と類設計室との共創による一品一品を、皆さまに味わっていただきました。





宴もたけなわのその前に、弊社の阿部が関係者の皆さまに心よりの感謝の意を込めたお礼を申し上げ、これからの意気込みをお伝えしました。
阿部が「宇陀は古代国家の発祥の地、また、大和野菜の揺籃(ようらん)の地でもあります。この宇陀から食市場に新たな旋風を巻き起こす意気込みでやってまいりますと同時に、皆様とともに発展していきたいと思います」
阿部が話し終わるとともに、大きな拍手の音が広間に響き渡りました。

続いて来賓の方々を代表し、金剛一智宇陀市長からご祝辞をいただきました。
「竣工式の今日まで、ご尽力いただいた関係者の皆様に敬意と感謝します。四半世紀にわたり、類設計室様が『農の再生』に挑戦され、今日ここに結実されました。都市と農村、企業と地域、子どもと大人、日本と世界がつながり、多様な学び、また挑戦が生まれて、この場所から新たな価値が生まれることを確信しました」


今後は試し運営をしつつ、2026年、桜が咲き誇る頃の4月11日に、グランドオープンを迎える予定です。
〈施設概要〉木造平屋建て(一部2階建て)、延べ床面積2,200㎡、自社の所有する山から約400本のスギの木などを調達し製材、柱に用いている。広間は最大80名が利用でき、宿泊は約75名(最大11室。6~7名/室)まで可能。


