弊社の新施設「宇陀イノベーションセンター VUTAI(ぶたい)」(奈良県宇陀市)が4月11日(土)グランドオープン~同日、施設で記念式典を開催~ 演能「翁」の披露と特別対談を実施します

弊社の新施設「宇陀イノベーションセンター VUTAI(ぶたい)」(奈良県宇陀市)が4月11日(土)にグランドオープンします。宇陀イノベーションセンター VUTAIは、農と学びの滞在型共創拠点として、2023年4月に計画を発表、2025年11月に竣工しプレオープンしました。今回のグランドオープンにあたり、11日の当日、VUTAIにて記念の式典を執り行います。

式典の第一部では、京都観世流の能楽師をお招きし祝祷儀礼の演能「翁」を披露していただきます。第二部は特別対談を実施。登壇いただくのは、国宝姫路城の修復で知られ、今回VUTAIの大広間を手掛けていただいた宮大工大都流の西嶋靖尚棟梁と、世界を駆け巡るプラントハンターとして知られ、多くのランドスケープをプロデュースする、VUTAIの植栽計画を手掛けていただいた西畠清順氏のおふた方です。

グランドオープンを機に、日本の「はじまりの地」と言われる宇陀から、皆様とともに活力ある社会を拓くための共創の場をつくってまいります。

グランドオープン式典の日時と場所

日時:4月11日(土)13時開場

場所:「宇陀イノベーションセンター VUTAI」(奈良県宇陀市榛原下井足79−1)

式典の概要

第一部 演能「翁」

宇陀の地には、阿紀神社で催される「螢能」など、古くから観世流の幽玄の美が深く根付く、歴史と文化の土壌があります。そこで、宇陀イノベーションセンターVUTAIの杮落としとして、京都観世流の能楽師をお招きし、日本民族の精神性を宿す能楽の世界から神聖なる舞と謡を披露していただきます。

披露されるのは祝祷儀礼の演能「翁」です。「翁」は生命を奮い立たせて五穀豊穣を祝うもので、大地を踏みしめる所作と、鈴ノ段での種蒔きを思わせる舞に、宇陀から新たな革新が芽吹く祈りを重ね合わせます。歴史ある宇陀のこの地で厳かに新時代の幕開けを寿ぐ奉納です。

第二部 西嶋靖尚氏と西畠清順氏の特別対談

VUTAIの大広間を手掛けていただいた宮大工大都流の西嶋靖尚棟梁、同じく植栽計画を手掛けていただいたそら植物園の西畠清順代表のおふた方による特別対談です。建築と植栽の融合したVUTAI、その唯一無二の空間が生まれた軌跡とその未来を語っていただきます。対談ではコメンテーターとしてGREEN EXPO 2027テーマ館展示プランナーで元NHKエンタープライズ専務取締役の諏訪雄一氏に入っていただきます。

西嶋靖尚氏 (宮大工大都流三十二代 当主 西嶋工務店 代表)

国宝姫路城の「平成の大修理」をはじめ、数々の重要文化財の修復・復元を手掛ける宮大工。VUTAIでは樹齢200年の欅(けやき)を活かした大広間の建築を担い、伝統と革新が交差する美しい空間を創出している。

西畠清順氏 (そら植物園 代表)

プラントハンターとして世界中を駆け巡り、その圧倒的な知識と感性を活かし、国内外で植物を用いた空間演出やランドスケープデザインを多数プロデュースしている。VUTAIでは植栽計画を手掛け、宇陀の自然や歴史と美しく調和するランドスケープを体現する。

(コメンテーター)

諏訪雄一氏 (GREEN EXPO 2027テーマ館展示プラン 担当 前NHKエンタープライズ 専務取締役)

エグゼクティブプロデューサーとして、NHKスペシャル『生命40億年はるかな旅』『地球大進化』など、大型番組を多数企画・制作。現在はGREEN EXPO 2027の展示プランナーを務め、映像や展示を通じて命の尊さを発信し続けている。

「宇陀イノベーションセンター VUTAI」の役割と目指す先

類農園の生産・流通機能に加えて、教育旅行や企業研修などを企画・運営する教育・研修機能や宿泊機能の役割を果たします。

農・教育・企業が交わり、新たな事業や学びが生まれる「農と学びの滞在型共創拠点」として、地域への恩返しと未来の創造を目指します。

宇陀でのこれまでのあゆみとこれから

類設計室が奈良県宇陀市に類農園を開設したのは1999年。以来、四半世紀にわたり、標高400m、大和高原の冷涼で豊かな土壌を持つこの地で「二十四節気七十二候」に沿った有機栽培に取り組んでいます。(奈良農場は現在、圃場面積10.8ha、山林3.7ha、有機野菜約25種、有機米・特別栽培米を栽培しています)。

〈1999年〉

類設計室の農園事業として類農園が産声を上げました(三重県度会町でも)。事業を始めるにあたって、宇陀は冷涼で虫や病害の心配が少ない気候、豊かな土壌と水があり、都市部の大阪からも比較的近いという好立地でした。日本の「はじまりの地」と呼ばれる深い歴史性を有し、農もこの宇陀の地から始まったと言われます。「日本の農の再生」という大志を掲げた弊社にとって、創業するのにふさわしい、まさに最良の場所でした。

〈2005年〉

地元で脈々と受け継がれてきた伝統野菜に注目し、宇陀金ごぼう等の「大和伝統野菜」の栽培を開始しました。また、この年、現在の「多様な主体が交わる共創の場」にも繋がる自然体験やインターンシップの受け入れをスタートさせました。

〈2014年〉

直売事業を開始。類農園直売所西中島南方店(大阪市淀川区)と彩都店(大阪府茨木市)を開業しました。地域で栽培しそれを都市部で販売するという、生産から販売まで一貫して行う、企業体ならではの強みを生かした事業へと進化させました。

〈2019年〉

地元のお米を高単価で販売できる仕組みを構築することで、若手農家の経営基盤を安定させ、地域を守っていくことを目指したい――。そんな思いを掲げて「宇陀米ブランド化協議会」を地元の方々とともに立ち上げました。

〈2021年〉

近鉄百貨店様と協働し、2021年あべのハルカス近鉄本店にオープンした「ハルチカマルシェ」で産直野菜の販売を始めました。販路拡大によって沿線価値の向上を図る共創事業として注目を集めました。

〈2023年〉

NTTデータ関西様による独自AIを使った、農産物販売所に特化した需要予測サービス「アグリアスエ」の実証実験に協力しました。同サービスはより精度の高い需要予測をし、廃棄物となるロスを減らして農家の所得向上を図るものです。いちはやく農業DXに取り組み、大手経済紙などでも取り上げられました。

〈2024年〉

宇陀の事務所や出荷場などの生産拠点のリニューアルと、滞在型共創拠点「農と学びの共創拠点 VUTAI」の新たな建設を発表、その記者会見を4月8日に宇陀市役所で開催しました。多くのメディアに取材され、農という枠を超えてチャレンジする企業活動として評価されました。

〈2025年〉

この年の7月5日にVUTAIの上棟式、11月15日に竣工式を執り行い、プレオープンしました。プレオープンから4カ月という短期間にもかかわらず、受け入れ人数は延べ約400人、受け入は18団体、視察21件に達しました(3月15日までの数値)。

〈2026年〉

宇陀イノベーションセンター VUTAIがいよいよ4月11日グランドオープンします。多様な主体が交わる共創の場として、未来に向けた大きな歩みをスタートさせます。

関連URL:https://vutai.rui.ne.jp/