2026年5月01日
「宇治西小倉学園」が竣工しました
万葉の時代より「三方を山に囲まれた地」と詠われた宇治小倉。
広大な田畑と住宅地が混在するこの地に、小中学校4校を統合した9年制の小中一貫校を計画しました。
四方から視線が集まる立地に対し、地域景観の核となる「深い軒」と「大屋根」を冠した佇まいを提案。ルーバーとバルコニーが織りなす表情は、省エネ技術とデザインが一体となり、周辺の山並みに呼応する新たなシンボルとなりました。内部は建物の中心に中庭を据え、「交流ホール」や「メディアセンター+コモンズ」をシームレスに配置。吹抜空間により視線が交錯し、学年を越えた活動を可視化しています。図書(調べる)、コモンズ(考える)、交流ホール(発表する)という流れを空間化し、生徒の主体的な学びを誘発します。
また、水害の歴史を持つ土地柄から、大アリーナや主要設備を2階以上に集約し、地域防災拠点としての役割を強化しました。自然エネルギーをパッシブに活用しZEB-Orientedの高い環境性能を達成しました。
【施設概要】
(1)施設名 :宇治西小倉学園
(2)所在地 :京都府宇治市伊勢田町遊田7ー1
(3)構造 :RC造+S造 地上4階、塔屋1階
(4)延床面積:16,187.32㎡
(5)開設日 :2026年4月
【施設の様子】
(1)メインファサード
深い庇と大屋根、宇治町家の出格子をモチーフにした縦ルーバーが豊かな陰影を描く外観。コモンズの活気が表出し地域のシンボルとなる

(2)昇降口へのアプローチ

(3)交流ホール
昇降口からシームレスにつながり、日々の発表や地域へ開かれた交流ホール

(4)中庭1
交流ホールと一体利用できる中庭

(5)中庭2
中庭の活動風景

(6)大アリーナ



