宇陀の魅力を新たな事業へ。学生・地域・企業・行政がともに挑むインターンシップ「BUSINESS INNOVATION CAMP 2026」を開催しました
株式会社類設計室(大阪本社:大阪市淀川区、社長:岩井裕介)は、8月19日(水)~20日(木)の2日間、農と学びの共創拠点「VUTAI」にて、学生向けインターンシップ「BUSINESS INNOVATION CAMP 2026」(以下、ビジキャン) を開催しました。このビジキャンへは全国から集まった大学生17名が参加しました。
BUSINESS INNOVATION CAMPとは
毎年夏に類設計室が開催している大学生向けのインターンシップです。
ビジキャンでは、インターンシップのために用意されたテーマではなく、実際に弊社が関わる地域や事業、現場を題材に、新たな事業を学生たち自身が考えます。実現可能性が高く、魅力的な提案については、インターンシップ終了後も類設計室が実現に向けて伴走し、継続的な取り組みへとつなげていきます。
採用活動という枠を超え、これからの社会を担う若い世代とともに社会のあり方を考え、学生たちの新たな視点を私たちの活動にも取り入れながら、ともに社会をつくっていきたい。そんな思いから、社員だけでなく、行政や地域企業とも連携しながら、このインターンシップを開催しています。
今年のテーマは、「農×〇〇×〇〇~宇陀のリソースを使った事業・商品・ポテンシャルを掛け合わせて、新しいものをつくり出す」。
農と学びの共創拠点「VUTAI」を拠点に、農業をはじめ、地域の自然や歴史、文化、産業など、宇陀が持つさまざまな資源を掛け合わせながら、新たな価値を生み出す事業をチームで立案し、最終日に発表しました。
最終プレゼンテーションでは、各チームが考案した事業を発表し、弊社社員2名に加え、株式会社ファーマーズ・フォレスト 宇陀事業部の石井利明氏にも審査員を務めていただきました。
参加学生の声
「フィールドワークを通して、農業や歴史などの魅力だけでなく、地域の人とのつながりや、そこにどんな人が関わっているのかまで知ることができました。一つひとつの魅力を知るだけでなく、それがどんな人によって支えられているのかまで知ることができました」(大学2年生)
「立案を進める中では、メンバーと意見が対立したり、話し合いがなかなかまとまらなかったりすることもありました。しかし、そうした話し合いを重ねたからこそ、さらに良いアイデアが生まれたり、A案とB案を掛け合わせたC案が生まれたりしました。一つの課題に本気で向き合うからこそ意見がぶつかることもありますが、その衝突も新しいものを生み出すために必要なことなのだと学びました」(大学3年生)
グランプリとオーディエンス賞の2冠を受賞!
家庭菜園から農家とのつながりを生み出す「あぐりんく」

最終日に行われたプレゼンテーションで、接戦の末、グランプリとオーディエンス賞の2冠に輝いたのが、「あぐりんく」を提案したチームです。「あぐりんく」は、家庭菜園×食育×宇陀の農業を掛け合わせたアイデアです。
宇陀の農作物を育てられる家庭菜園キットを一般販売し、実際の農家と同じスケジュールで水やりや肥料まきを行うことで、作物の成長過程を学びながら、農家とのつながりも生み出していく仕組みになっています。


発表後には、榛原地区まちづくり協議会 福山智子氏からも
「宇陀への移住を希望する方からの問い合わせで、実は多いのが「野菜の育て方」に関する相談です」
というコメントもいただき、実際の需要にも直結した提案となりました。
まずは類農園の野菜栽培キットからスタートし、将来的には宇陀市内のさまざまな農家の栽培キットへと展開していく。そんな広がりのある展望が発表されると、会場も大きな盛り上がりを見せていました。
また、各チームからも
・「宇陀の4つの地域が合同で行うモルック大会」
・「宇陀の木を使った純木造カフェ」
・「宇陀のリソースを最大限に活かした教育プログラム」
など、宇陀の魅力や課題に着目した、実現性の高いアイデアが次々と発表されました。
類設計室や協力企業、地域の皆さまのそれぞれの視点から提案を審査し、グランプリ、準グランプリ、ファーマーズ・フォレスト特別賞、類設計室特別賞、オーディエンス賞が選ばれました。
審査員からのコメント
今回審査員を務めた弊社事業統括部 次長 山根教彦から「あぐりんく」を提案したチームに対しては、
「シンプルにやってみたい。色んな農家さんを巻き込みながら宇陀のブランディングにして全国に発信するという、内から外に伸びていく感じが良かったです。スケールもできそうですし、ぜひ一緒にやりましょう」
との期待の声が寄せられました。
また、全体に対して、株式会社ファーマーズ・フォレスト 宇陀事業部 石井利明氏から
「短い時間の中でよく宇陀の魅力を捉えてくれたと感じます。これが実際に実現されていくと、相乗効果がどんどん生まれていくはずです。これをきっかけに宇陀の魅力を今後も広めてほしいですね」
と講評をいただきました。
また、今回のビジキャンには、10名を超える地域事業者や行政関係者の皆さまにもご参加いただき、学生だけでなく、地域の方々も一緒になって宇陀の未来を考える2日間となりました。参加した方からも、
「大学生だからこその思い切った発想には、大人にはない強みがあると感じました。それを実現するために、知識や経験を持つ大人がつないでいく可能性もあると思います。大学生の自由な意見は、これからも聞き続けたいですし、この取り組みには今後もぜひ参加したいです」
と、今後の取り組みに期待する感想も寄せられました。

自ら足を運んで宇陀の魅力を発見する現地ワーク
企画を提案するにあたり、まずは宇陀の持つ様々なリソースを知るため、1日目にはVUTAIや類農園奈良農場の圃場を見学したほか、森庄銘木産業株式会社のツアーや宇陀市内の歴史資源を巡るフィールドワークを実施しました。
実際に、自分の目で宇陀の魅力を感じた学生たちからは、
「田舎だからこその温かみや自然の豊かさを感じられた」
「宇陀には想像以上に多くの魅力があるからこそ、1つの魅力が突出しづらいのかもしれない」
といった気づきを得ていました。
その後、VUTAIの広間でビジネスプランを企画し始めた学生たちは、企画終了時間を過ぎても「もっと話したい」と自主的に集まり、チームでアイデアを磨いていました。宇陀で得た気づきを形にしようと議論を重ねる中で、実際に町を歩き、地域の方々と対話する中で得た発見が、学生たちのアイデアの原点となっていました。



当日のタイムスケジュール(大きな流れ)
<1日目>
11:00~12:00 オリエンテーション
12:00~12:40 ランチタイム
12:40~13:10 類設計室奈良施設ツアー
13:10~13:40 類農園圃場案内
14:15~15:45 宇陀でのフィールドワーク(森庄銘木産業株式会社・宇太水分神社・奈良カエデの郷ひらら)
16:00~18:30 企画/中間フィードバック
18:30~ 夕食
<2日目>
9:00~12:00 プレゼン資料作成
12:00~13:00 ランチ
13:00~15:00 プレゼン資料作成
15:00~17:30 プレゼン/審査/発表
18:00~ 懇親会
弊社では、活力ある社会をめざして、課題を本源まで遡り深く追求し、あらゆる枠組みを超えた活動に挑戦し続けています。今回のビジキャンも、学生たちとともに宇陀のリアルな社会課題や可能性を掘り下げ、肩書や立場を超えて本気で考え、形にしていく2日間となりました。
▼これまでのBUSINESS INNOVATION CAMPの様子
・2025年度
・2024年度


