2026年7月31日

VUTAIにて「人が集まり育つ場」をテーマに地域づくりの可能性を考える共創スタジオを開催しました

7月11日(土)地域地域オープンイベント「たがやすマルシェ」の終了後、「人が集まり育つ場」をテーマに「共創スタジオ」※を開催しました。行政・地域・教育など多様な分野から約50名の皆さまに参加いただき、終始熱気に溢れる時間となりました。
※「共に創る」プロセスを通じて活力を引き出し、自らが『つくる側』となるためのワークショップ。

■人を『育む』ためには、感情が動く瞬間が欠かせない

「宇陀を人が集まり育つ場にするためにどうする?」をテーマに、参加者は9つのグループに分かれ、2つの問いについて付箋で意見を出し合いました。世代や立場を越えて、自然と会話が広がり、笑顔で意見を交わす姿が見られました。 

<人が集まり育つ場って?>

発表の時間には参加者から、
「ここでしかできない経験がある場。成長を実感できる場」
「都会の人も田舎の人も交じり合える場」
「大人が子どもを褒めてくれる場」

など、次々と意見が挙がりました。他にも、教育や歴史・文化、多様な人とのつながりなど、さまざまな視点から描く「人が集まり育つ場」が共有されました。 

発表後には、奈良県道路建設課主幹兼なら・まちづくりコンシェルジュの甲賀晶子氏(以下:甲賀氏)から「『集まる』ことはイメージしやすい一方で、『育つ』ためには『これをやりたい』『学びたい』といった感情が動くことが欠かせない。今回の発表には、そのような感情に関わる言葉が多く見られた」とコメントがありました。これに対し、学校法人追手門学院 教育改革推進特命担当教員(教頭待遇)の辻本義広氏も、「子どもたちが悔しい、嬉しいなど感情が動いたときに大きく成長する姿を多く見てきた」と教育現場での経験を交えながら共有してくださいました。

奈良県道路建設課主幹兼なら・まちづくりコンシェルジュの甲賀晶子氏
学校法人追手門学院 教育改革推進特命担当教員(教頭待遇) 辻本義広氏

■良いアイディアも立ち止まってしまえば前には進まない

前半で共有した、宇陀に集まり育つ場のイメージを踏まえ、 実現に向けた具体的なアクションについて意見を出し合いました。

<私たちはどんなことができる?>

「宇陀市全体を学びのテーマパークにする」
「地域の誰もが先生になれる仕組みをつくる。地域にいる知識や経験を持った人と、学びたい人をつなぎ、世代を越えて学び合える場をつくる 」
「宇陀の面白い人図鑑をつくる」
「空き店舗を活用し、市民が主体となって運営するシェアキッチンをつくる 」

など、参加者自身が感じる宇陀の魅力や可能性を起点に、自然や文化、人の魅力といった地域の可能性を生かした、ユニークなアイデアが提案されました。そして最後に、「今出たアイデアを全部やりたい。それを類と共創して、宇陀をオーガニック王国にしたい」という発表がなされると、大きな拍手がおこり、会場全体が宇陀の未来への期待感に包まれました。 

甲賀氏からは、ご自身の地元で空き家を活用し、16日連続でイベントを開催した経験を紹介いただきながら、「良いアイデアも、『難しいかもしれない』と立ち止まってしまえば前には進まない。勢いのあるうちに行動することが大切です」と参加者へエールが送られました。 


最後に宇陀市長金剛一智氏からは、「ブレーキをかけないのが宇陀市の方針です。ごちゃごちゃ言いません。今日出たアイデアはすべていただき、実現に向けて取り組んでいきます」と力強いお言葉をいただきました。

宇陀市長 金剛一智氏

その後の懇親会でも参加者同士で議論が深まり「さっきのアイデア、実際にやるならどうする?」「こんな人を巻き込めそう」といった対話が途切れることなく広がりをみせました。また、高校生が考えた事業プランに対し、企業や地域で活動する大人たちが本気でフィードバックを送る姿も見られ、最後まで熱気に包まれた交流会となりました。 

今後も、さまざまな人が集い、共に創る場を育んでいけるよう、取り組みを進めてまいります。 ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

本共創スタジオのグラフィックレコーディング(一部)