
東日本大震災の津波で罹災した「東京大学海洋研究センター」「同研究員宿舎」の建替え。大槌町主導の復興計画事業、住宅地の中心部への再建であることから、「共再生」をコンセプトに赤浜地区再興の拠点づくりを目指した。
両施設とも建物の分節化により造成後の傾斜地に建物を馴染ませながら、大槌湾を一望できる位置に主要室を配置した。また、海抜15m以上への主要室配置、強靭な構造計画、自然光・風を取り込んだエコロジカルなBCP計画が人と研究を守ることで、まちと海と共に生きる研究の場を目指した。
海洋研究センターには地域住民が気軽に海洋研究を楽しめるギャラリーを、宿舎には地域住民も集える食堂・談話室を設けるなど、研究者と地域住民との交流を促すことも重視した。
事業構想、設計業務、施設運用に関することなどお気軽にお問い合わせください。
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