久喜すずのき病院新外来棟（Ｇ棟）

「疾病と日常を分離しない医療」によって日本最短の平均在院日数を誇る精神科病院の増築と改修のプロジェクト。常に最適な精神医療の環境を追求し続けてきた病院の姿勢に寄り添い、各棟の最適化を計るリニューアルを行った。外観は低層かつ分棟配置によって規模を抑え、各所に植物の溢れる小庭が作り込まれて、心安らぐ佇まいに整備されている。精神科病院としての機能性と、閉鎖感を全く感じさせない明るく開放的なつくりの両立を目指し、自然に目が行き届く抜け感のある空間構成とした。