
東京都立花畑学園は『関わり合いと共感が心と体を元気にする”一体感”を生み出す学校づくり』を志し、実現されました。
一口に障害者と言っても失った機能もあれば人並み以上に優れた感覚の持ち主もいます。日々の生活の中で自然素材に触れ、開放的な空間で天候の移り変わりや四季折々の変化を感じる。五感を刺激することで本能を解放させる。生徒一人一人の異なる障害特性に対し全て理想通りにはいきませんが、人間と自然との触れ合いは必要不可欠と考えています。
本校は知肢併置校です。そのため、両部門の教員の専門知識を共有し連携を強めることが多様な障害への対応を可能にすると考え、職員室は知的障害と肢体不自由の2部門を一体化しました。インテリアは生活空間である”まち”に見立てました。普通教室は生活拠点である住宅、作品展示などを行う展示棚を設けた特別教室は”みせ”、大勢が集まる訓練室などの共用室はまちの”ひろば”をイメージし、みちに当たる廊下から活動内容がよく見える設えにしています。外観は、周辺の住宅の街並みに調和するよう教室ごとの勾配屋根が連続するデザインとしました。
事業構想、設計業務、施設運用に関することなどお気軽にお問い合わせください。
事業構想、設計業務、施設運用に関することなどお気軽にお問い合わせください。