
隅田川につながる大きな公園に立つ新たな尾久図書館は、読書を通じた新しい地域の文化活動拠点です。
公園に訪れた人を図書館へ引き込み、通り抜けのできる“本のみち”を中心に、全世代の居場所となるキューブ上の“ひろば”を散りばめた「散歩型図書館」として、新たな本や知との出会いの場となっています。
世代ごとの活動が連なるキューブは角度を変えて配置することで日射・視線制御に配慮しています。さらに尾久地域の歴史的資源である煉瓦壁、四季の変化を連想させる色彩など、多彩な表情が公園にあふれだすデザインです。
内部は、床輻射式空調システムや遮熱・断熱ガラス等を導入して快適性を高め、傾斜屋根の高窓や木製ルーバーによって明るく、木のぬくもりを感じる空間を実現しました。
設計段階では「共創スタジオ(ワークショップ)」を開催し、区の関係者・図書館職員・地元中学生・ボランティアの方々と追求し、設計に反映してきました。
オープン後は、前面の公園に響く子どもたちの賑わう声と、館内のほどよいざわめきが調和する心地の良い居場所となっています。
事業構想、設計業務、施設運用に関することなどお気軽にお問い合わせください。
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